作品解説 vol.30




【古紙−くろとかげ座】
・・・2005年3月発行
[製作期間3日、CG]
随分前から、昔の広告チラシみたいな便せんを出したいと思っていました。やっとやれた ので感無量です。一部の友達に好評だったので、またやりたいと思っています。[笑]

本当 はこの絵、本物のチラシみたく2色刷りにしたかったのですが、トレス台の不調によりカ ラーになりました。別の絵で、いつか2色もやりたいです。 この絵は、とにかく人魚に愛を注ぎました。特にあばら骨のラインのあたり。[笑]赤い人 魚って好きです。



【ラプンツェル】
・・・2005年3月発行
[製作期間3日、手描き]
前々からラプンツェルはいつか描こうと思っていました。異様に長い三ツ編みを高い塔か らたらすという部分だけで、画像的になんともいえず美しいです。思い入れがあるだけ に、なかなか形にしなかったのですが、今回思い切ってやっちゃいました。[笑]

この絵は あまり華やかではありませんが、私が元々便せんを主体とするサークルを造ろうとした頃 に、「こういうスタイルでやりたい。」と思っていたスタイルに、わりと近いです。だか ら、色使い等も十八番の パターンになっています。私の絵は気を抜いていたらどんな絵でもこの色使いになりかね ません。[笑]自分が一番落ち着く色なのかもしれません。でもやはり、自分では普段やら ない事や新しいことをやってみたいので、無意識のうちに、普段はわざと一番落ち着くこ とを遠ざけていたりします。この絵では、わざとに一番落ち着くことやった…という感じ てす。

右下の人物は魔女ですが、ここではラプンツェルのことを思い出している情景にしてみま した。お話を読むと、魔女はとても慈悲深い人だとは思えませんが、十数年もラプンツェ ルを[ある年を境に塔に閉じ込めていたとはいえ]育ててきたのだから、追い出した後で、きっ と彼女のことを少しでも思いおこすこともあるんじゃないかと思いまして、そういうシー ンを描いたつもりです。魔女が三ツ編みを持っているのは、そのためだったりします。全 く個人的で、ぼんやりした解釈ですが、なんとなくそんな絵にしてみました。





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