作品解説 vol.34




【騎馬パレード遊び】
・・・2005年4月発行
[製作期間2日、手描き・一部デジタル]
以前、何かの本で「木馬型の自転車」の写真を観てから、それからずっといつか描こうと 思っていました。実際にはこんな形ではなく、馬の部分がもっと小さくて、馬の頭の上か ら、普通の自転車のハンドルが出ている感じで、ちゃんとハンドルがまわせるんですね。 ちゃんと実用できる自転車なんです。でもこの絵では私が、デザインを重視して、直進し か出来ない不便な自転車に変えちゃってます。[笑]
これを描いた時、父に「どうかな?こ れ。」と言って見せたら、「いいんじゃない?」と言ったので、「これ、木馬型の自転車なんだよね。日本でもこういうのあればいいのにね。」と言ったら、 「え、それ自転車なん?馬が自転車に乗ってんのかと思った。」と真顔で言われ、「オ イ![ビシィ!]」と、突っ込んでおきました。笑。トホホ…。精進せねば。[汗]
それから、この絵では、男の子の服が気に入ってまして、描きたかった自転車も描けたこ とから、比較的に自分では気に入った絵になりました。実は、ある友達の嗜好を強く意識 して描いた絵でもあります。そういう絵は、たいてい自分でも気に入るものになります。



【チャイルドショップ】
・・・2005年4月発行
[製作期間2日、手描き・一部デジタル]
「赤い少女〜」から久々に新作が出せました。最初のイメージは、「サッパリしていて大 胆なデザインの絵」でした。具体的に言うと、ミッフィーちゃんみたいな。しかし、私の 絵柄でミッフィーちゃんの雰囲気は難しかったらしく、こういう感じに落ち着きました。 [笑]
デザインを思考錯誤し、ああしたりこうしたりしているうちに、もう仕上がる寸前 の段階になってから「これ、シャボン玉吹いてる女の子だけで良くない?まわりはか えって全く無いほうが良くないか?」と、ミもフタもないような考えが頭をもたげてきて、「周りを全部消すか…?消してみるか…?」と、ギリギリまで悩みま したが、「もともとのイメージは今のような形だったので、やっぱり周りも入れよう。」 と思いなおし、今の形で入稿しました。
この絵は、ギリギリの段階まで、とくにチャイルドショップという感じではなかったので すが、以前メールを下さった方から「お菓子を描いてほしいです。」という、心温まるリ クエストを頂いていたことを思いだしまして、入稿直前にバタバタでその要素を加えてみ たところ、このような感じになりました。はじめより雰囲気も出ましたし、リクエストを下さった方に感謝しています。
あと、瓶!瓶が沢山描けたのが嬉しかったです。こういうデザインのジュース瓶って大好 きなんですよ。また描きたいです。もう瓶ばっかり描きたいくらいです。[笑]





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